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登り窯についてのQ&A
登り窯はどこにあるのですか?
奥多摩湖の先にあります。青梅街道からちょっと入ったところです。国立の教室から一般道で約2時間半。中央道を使うと約2時間ぐらいです。住所は山梨県甲州市塩山一之瀬高橋というところです。
登り窯ではどんな作品ができるのですか?
昔はすべて登り窯や穴窯で薪を使って焼いていたわけですから、基本的にはほとんどの作品を焼くことができます。その中でも特に、薪窯では、備前焼や信楽焼のような焼き締めというタイプの作品では圧倒的な変化が楽しめます。薪を燃やした時に舞い上がる灰が作品に炎とともに降りかかり、ガラス状に融けるのです。これを自然釉といいます。もちろん釉薬を掛けた志野焼きや唐津焼のような作品にも昔ながらの自然な変化が期待できます。
登り窯と電気窯・ガス窯とでは何が違うのですか?
近年、マイコン制御の電気窯やガス窯などが登場し、焼成時間や労力が短縮されることによって、陶芸がどこでも気軽に楽しめるようになりました。
しかし半面、昔ながらの窯づめや、焼成の工程が忘れられようとしています。作品に当たる炎の流れを考えたり、作品の焼けている状況を実際に目で確認しながら薪をくべたり、焼き物のでき上がるまでをこの目と肌で体験できるのが登り窯なのです。
昔窯づめ職人と、窯焚き職人が感と経験で焼いていた焼き物作りの最も大切な工程を一人でも多くの人に体験してほしいですね。もちろん手間と愛情をかけた分、出来上がりも全く違います。
登り窯での焼成は完成までにどのくらいかかるのですか?
登り窯によって焼成時間も焼き方も違いますが、国立けんぼう窯の登り窯では、約24時間で焼成し、翌週窯出しします。どの窯でも焼いたあとは冷め割れという現象を防ぐために、基本的に常温に近づいてから窯出しすることになります。
登り窯での作業は重労働ではないですか?
いつも15名ぐらいの参加者で、みんなで手分けして作業しますので、特に重労働はありませんが、窯づめしたり、薪をくべたりする作業はあります。疲れを感じたら自由に休憩することを参加者の皆さんにお願いしています。薪は専門の業者に依頼し、窯に運んでいただいています。お弁当は近所の旅館で作ったものを届けていただきます。交代でとる休憩時間には、おやつを作ったり、近所の温泉に行ったりしながらのんびりと過ごします。
登り窯で焼く楽しさは何ですか?
まさに大型のキャンプファイャーですね。大自然の中で、時には満天の星を眺めながら、24時間ただひたすら焼き続ける醍醐味は、言葉では言い表すことができません。夜食の鍋やおいしいお弁当も楽しさを倍増させてくれます。もちろん、翌週の窯出しの時に、自分の作品と対面する瞬間は、たまりません。







